横山幸雄×ACOベートーヴェン協奏曲ツィクルスVol.2に向けて
今回は「若々しさ」と「ロマン派の幕開けの作曲家」という大きなコンセプトを二つ掲げ、プログラムを構成しました。 ベートーヴェンのピアノ・コンチェルト第2番では、ベートーヴェンの人間らしいチャーミングな部分を皆様にお届けできたらと思ってます。 またベートーヴェンの影響をすごく受けた作曲家、メンデルスゾーンの「イタリア」では「未来にどんどん開けていくような希望に満ちた若々しさ」を感じていただけることでしょう。 ウェーバーの「オベロン」序曲は、比較的短い人生の晩年に書かれた作品ですが、暗さはなく、長生きしていれば元気でいろんな曲を書いたのではないかと思わせてくれる作品です。 このツィクルスは名古屋だけですから、ぜひいろんな方に来ていただきたいですし、愛知室内オーケストラも若々しくて素晴らしいオーケストラなのでファンが増えてくれたらうれしく思います。 5/11、愛知県芸術劇場コンサートホールにてまた皆様にお会いできることをとても楽しみにしております。
※月刊なごや5月号の記事より抜粋