第76回定期演奏会に向けて
第76回定期演奏会に向けて、今回ソリストとして出演する弊団弦楽器アドヴァイザー兼首席客演奏者の川本嘉子とソロ・コンサートマスター兼アーティスティック・パートナーの小森谷巧にメッセージを頂戴いたしました。
私が初めてモーツァルトの協奏交響曲を演奏したのは学生の頃で、原田幸一郎さん、数住岸子さん(ヴィオラ)のオーケストラ伴奏でした。 オーケストラの出だしが斬新でワクワクしました。 その次は桐朋学園のオーケストラと自分がヴァイオリンのソリストでヴァイオリン専攻の友人がヴィオラを演奏しました。その時ヴィオラという楽器の倍音の広がりに魅了されました。学生時代の最後はアイザック・スターンさんとヨーヨーマさん!サントリーホールの柿落としでヨーヨーマさんがヴィオラパートを演奏し大絶賛!世界の最高峰の演奏を目の当たりにして興奮しました! その後 私はヴィオラ奏者になり、沢山のヴァイオリン奏者と演奏していますが、この曲でのヴィオラソロパートの魅力に取り憑かれたままです。 今年はラフォルジュルネと愛知室内でこの曲を演奏する予定ですが、学識者のスダーン先生との共演は初体験なのでとても楽しみです。 皆様に披露する日が待ち遠しいです!
モーツァルトが愛した二つの楽器が協調しながら、高度な技術で華やかなメロディーを奏でるヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲。 素晴らしい音楽仲間のヴィオリスト川本嘉子さんと共に演奏できることがとても楽しみです。 また元モーツァルテウム管弦楽団音楽監督のユベール・スダーンさんが振るモーツァルトの交響曲第1番とシューベルトの交響曲第2番も必聴です! 6月21日、愛知県芸術劇場コンサートホールにて皆様とお会いできることをとても楽しみにしております。