聴きどころ

時代を変えゆく逸材たち-　その覇気にふさわしい攻めた（そして洒落た！）選曲も瑞々しい定期演奏会です。指揮は、燃え上がるような個性も響かせて実に頼もしい辣腕・原田慶太楼。共演に迎えるセバスチャン・ジャコーも若くしてベルリン・フィル首席奏者などを歴任と、間違いなく次世代を担う才能。C. P. E. バッハ（かの大バッハの息子で、斬新な色彩感で美しいメロディを華麗に歌わせた鬼才）とライネッケのフルート協奏曲（愛らしさからたくましさまで豊かにたたえた、ドイツ・ロマン派最後の遺産）と対照的な2曲で眩しい音楽性を堪能できる贅沢さ。そこに芥川也寸志、レスピーギと20世紀の作曲家たちが弦楽合奏に託した〈原初的なエネルギーの洗練と、古典美への憧憬〉を挟むプログラミング、美味しさも際立ちます！

出演

(c)MASATOSHI YAMASHIRO

指揮/ 原田慶太楼（首席客演指揮者兼アーティスティック・パートナー）
Keitaro HARADA

(c)Giulia Bertaglia

フルート/ セバスチャン・ジャコー *
Sébastian JACOT *

プログラム

• 芥川也寸志：弦楽のための三楽章「トリプティーク」
• C. P. E. バッハ：フルート協奏曲 ニ短調 Wq. 22, H. 425 *
• レスピーギ：リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲 P. 172
• ライネッケ：フルート協奏曲 ニ長調 Op. 283 *

• Yasushi Akutagawa / Triptyque
• Carl Philipp Emanuel Bach / Flute Concerto in D Minor, Wq. 22, H. 425 *
• Ottorino Respighi / Ancient Airs and Dances, Suite No. 3, P. 172
• Carl Reinecke / Flute Concerto in D Major, Op. 283 *

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